初めまして。三階から飛んだ男「三男」と申します。
会社に行きたくなくて三階から飛び降り貯金が一度ほぼゼロになりました。その後復職し、20代で資産1,000万円を突破しました。
現在は、労働からの解放を目指しています。労働からの解放は、凡人にも平凡な方法で達成可能なはずだと信じています。
私の身の上と、このブログで取り上げていくテーマについてまとめました。
三階から飛んだ男
当時私は、不動産会社の営業マンでした。
ある朝起きた私は、いつもと違う異変を感じました。

完全に寝坊しました。
今思えば全然大した話ではないのですが、当時の私はめちゃくちゃ焦りました。
携帯電話を見ると、部下と上司から何度も電話が来ていました。
私は思いました。
怒られたくない。何より寝坊して遅刻したなんて絶対に思われたくない
携帯の着信はとりあえず無視して、スーツに着替えました。でも、どうしても会社に行く気にはなりませんでした。
私は、当時営業のプレッシャーから追い詰められていて、苦しんでもいました。でも、会社の人は厳しい上司も含めて嫌いではありませんでした。
自分なりに毎日頑張っていたのに、寝坊で遅刻なんて情けない理由で上司に怒られる自分をどうしても認められなくて、どうすることもできないのに、会社とは違う方向に向かって歩いていきました。
どうしようもなく追い詰められた人間は、普段では考えもよらないような解決策を思いつくことがあります。
あのマンションの三階から飛び降りたら、会社も行かなくてよくなるし、誰からも責められないんじゃないだろうか。
それは素晴らしく理論的な解決策でした。
マンションの三階から飛び降りた場合には、
- 寝坊の事実を隠蔽できる。
- 誰にも怒られることも、情けないと思われることもない。
- しかも、一定期間会社を休むこともできる。
- 三階ならたぶん死ぬこともない。
当時の私にとって、まさに完璧な解決策でした。
恐ろしいもので、当時の私は見事その解決策を実行したのでした。
脊髄を損傷して、下半身が付随になりました。今ではだいぶ回復して歩いたりはできていますが、やはり元には戻りません。
入院期間で学んだこと
下半身が付随になって、寝返り一つうてない状態からの回復は、まるで赤ちゃんと同じで、
少しずつ、寝返りができるようになって、ハイハイができるようになって、つかまり歩きができるようになっていきました。
病院のお医者様や看護師さんは毎日献身的に自分の身の回りのことを助けてくれました。
私の家族や友人や会社の上司部下も優しくて、お見舞いにきてくれるだけでなく、いろいろなものを差し入れてくれてました。
一方、シビアで厳しいのはお金です。有給休暇を使い切ると、当然ですが給料は出なくなりました。
収入は0なのに税金や社会保険料は毎月徴収され、私の貯金は底がつきかけるところまでいってしまいました。
両親が倹約体質で、お金の蓄えがあったので、医療費などの負担をしてくれました。退院後返すと言っても受け取ってもらえません。やはり私は恵まれています。
さて、誰にも何もとがめられることなく、長期の休暇を得ることができた私は膨大な自由な時間を手にすることができました。
スマホゲームやYoutubeもあるにはありますが、膨大な自由時間の前ではすぐに通信制限がかかってしまいます。
長期間の入院は、半ば読書を強制されるような環境になっていくのです。
私にとって長時間を読書に費やせることはとても良い経験でした。
会社が嫌で飛び降りたくせに、長いこと仕事をしなくなると、仕事をしたくもなってきて、
体はもう普通の人のようには動かないだろうから、知識で人に負けないようになろう
と前向きなことを考えるようになり、病室でいろいろと勉強をしました。
今の自分があるのは、この入院期間のおかげでもあると思います。
復職、蓄財、経済的自由に向けて日々勉強
こんな過去を持つ私ですが、今は毎日楽しくやっています!
その後、事務系の仕事に復職し、そこそこにサラリーマンをしながら、20代で資産1,000万円を一瞬だけですが突破しました。
(コロナショックですぐ1,000万円を切ってしまっていました。)
これが三男の実際の資産推移です。

- ①三階から飛び降りる
収入が0になり、貯金もほぼ0になる。
- ②支出をコントロールし、安定した貯金、運用も始める。
主に支出のコントロールで、貯蓄を増やしていく。
500万円の資金が見えてきたところで、資産運用を本格的に開始。
- ③20台で資産1,000万円を達成(一瞬)
一瞬ですが資産1,000万円を達成しました。
すぐにコロナショックの影響を受け、1,000万円を切ってしまっていますが、毎月15万円は貯蓄・運用にまわせていますので、またすぐ達成する見通しです。
目指すは、凡人による平凡な方法で労働からの解放
資産1,000万円を達成して思ったのが、お金持ちになるのに才能は不要なのでは?ということです。
自分は、会社が嫌で3階から飛び降りてしまうような、どちらかというと社会への適合が苦手な方の人間です。
そんな自分でも1,000万円貯められました。
世の中には、不労所得だけで生活していて労働する必要がない、労働から解放された状態のお金持ちがいると聞きます。
いわゆる「FIRE」というやつですね。
昔までは、違う世界の話しだと思っていました。
でも、FIREの事例や自分の資産形成の計画を立てていると、こう思うようになりました。
これ、長期間コツコツやっていけば私にも可能なんじゃないか?
まだまだ最低でも10年くらいは働き続ける必要はありますが、もし、将来仕事を辞めたいと思ったときにいつでも辞められるようになれたら、、、
それに私のような凡人が、それも平凡な方法で労働からの解放を達成できたら、それは面白い。
このブログは、主に私の貯蓄に関するノウハウや具体的な家計の状況、資産運用の考え方を中心に発信していきます。
たまに、それ以外の私の書きたいことを書くこともあると思います。
自分の経験や学んだことを整理して発信することで、誰かの助けになることができたら嬉しいなと思っております。
こつこつ続けていきたいと思います。